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医院開業事例研究

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施設・診療圏概要
1.当該施設の位置する川崎市中原区は、人口・世帯数ともに増加傾向にあり、人口は14万人を越え6千人にも及ぶ外来受療人口が見込まれる。後背地には十分な住宅街が広がり、診療圏外からの集患も期待できる好立地に位置する。一方で競合する既存医院も多く患者獲得には差別化・業態化が必須の地域といえる。
2.当該施設は新築マンションにクリニックを併設し連携することによる居住者の安心・安全・快適を図ると同時に、医院の業態化案として、クリニックモールと大型マンション、駐車場を併設させた生活型医療複合施設として、地域住民との密接な医療サービスの展開を可能とする次世代の開業トレンドを十分に考慮したコンセプトとしている。また、ディベロッパーとの共同開発によりマンション併設でありながら医療環境を最大限配慮した設計となっている。

ポイント

■診療圏調査のPOINT
地方都市を含む都市部の最近のトレンドとして、
1. 既存医院院長の高齢化などによる診療所が世代交代の時期を迎えている
2. 地価下落にともない高齢者の都心回帰現象がみられ、人口増加と高齢化率の増加がみられる。
3. 陳腐化した商店街に既存医院の集積がみられ、
再開発や大型集合住宅の建設により患者動線が大幅に変動する。
また集合医療建設による患者獲得勢力図の大幅変動が顕著にみられる。
4. ライフスタイルや価値の多様化による診療所選びの基準が多様化している。等
上記特徴は、当該診療圏内も同様の傾向がみられる事から、
A.既存診療所の機器導入状況・検査体制、
B.病診・診診連携、高齢医師による診断治療メソッドと患者サービスの実態、
C.院内アメニティーや駐車場設備の有無、
D.当該施設建設による地域住民の動線、
E.集合医療の相乗効果の定量化など多様な角度と指標を加味し、
精度の高い受療患者数算定を行なった。

■開業のメリット
1.マンション施設との医療提携等を行うことによって、検診を中心に患者のスクリーニングが可能。
2.ドクターは、居住者へのかかりつけ医としての役割を担い、固定患者の確保が容易。
3.複合診療科による診療のメリットを最大限に生かすことが可能。集患が容易。
4.新築分譲マンションであるため、新規流入住民が多く、
住民との良好な関係を比較的容易に築くことができる。

■施設居住者にとってのメリット
1.住宅と医療機関の併設による相乗効果として、安心の生活空間を享受できる。
2.いつでも気楽に受診ができ、利便性が高い。
3.モール形態のため多様な診療科への受診が可能
4.緊急時の病診・診診連携が期待できる。